新田 敏之 5th page

飲食店経営 2026年7月17日

経営者は、料理だけ作っている場合じゃない。

~繁盛店は、店の空気から生まれる~ 飲食店にとって、料理は間違いなく大切です。 料理が美味しくなければ、お客様に満足していただくことはできません。 商品力が弱ければ、どれだけ広告を出しても、一度は来てもらえても、次の来店にはつながりません。 だから私は、決して料理を軽く考えているわけではありません。 むしろ、料理人として長く現場に立ってきたからこそ、料理の大切さは誰よりも理解しているつもりです。 味。 温度。 盛り付け。 提供スピード。 食材の状態。 仕込みの精度。 同じ料理を、毎日同じ品質で提供し続ける難しさ。 ……

メニュー開発 2026年7月17日

飲食店の新商品は「完成してから売る」な。売りながら育てろ。

~新商品が売れない本当の理由とは~ 1.新商品は最初から完成していない 飲食店で新商品を作るとき、多くの人は「完璧な商品」を目指します。 味を何度も調整し、盛り付けを考え、価格を決め、ようやく納得してから販売を始める。 もちろん、その姿勢は決して間違いではありません。 しかし私は、新商品づくりに対して少し違う考え方を持っています。 私は、商品が80点まで仕上がったら、お客様の前に出します。 「まだ改善点があるのに販売するの?」 そう思われるかもしれません。 ですが、残りの20点は厨房の中では完成させることができないからです。……

飲食業界改革 2026年7月16日

飲食業界を変えたい。RBRが生まれた理由。

~利益だけではなく、人が育つ飲食業界を目指して~ 1.はじめに 「なぜRBRを立ち上げたのですか?」 最近、そんな質問をいただく機会が増えてきました。 飲食店を経営していると、 「これから店舗をどんどん増やしていくんですか?」 「フランチャイズ展開が目標なんですか?」 そんなふうに聞かれることも少なくありません。 確かに、会社を立ち上げる理由としては自然な考え方だと思います。 店舗を増やす。 売上を伸ばす。 会社を大きくする。 経営者であれば、そうした目標を掲げることは決して悪いことではありません。 ……

独立への道 2026年7月16日

飲食店で独立する前に、お金より先に身につけるべき能力

1.独立したい人ほど、お金の話ばかりする 「飲食店を開業するには、自己資金はいくら必要ですか?」 「融資はいくら受けられますか?」 「1000万円くらいあれば独立できますか?」 私はこれまで、飲食店で独立を目指す多くの方から、このような相談を受けてきました。 もちろん、開業資金は大切です。 物件を借りるにも、厨房機器を揃えるにも、お金は必要になります。 だからこそ、多くの人は「いくらあれば開業できるのか」を最初に考えます。 しかし、私はいつも少し違う視点でその話を聞いています。 なぜなら、本当に成功する人は「いくら必要か」を気にする……

中小飲食店は、大手と同じ戦い方をしてはいけない

~RBRが考える、弱者のマネジメント論~ はじめに 私は25年以上、飲食業界で働いてきました。 その中で、多くの繁盛店を見て、多くの失敗も経験してきました。 以前の私は、 「もっと効率良く。」 「もっとオペレーションを改善しよう。」 「もっとマニュアルを整備しよう。」 そんなことばかり考えていました。 もちろん、それは間違いではありません。 しかし、ある経営戦略との出会いが、私の考え方を根本から変えました。 それが、 ケイパビリティ・ベースド・ストラテジーです。 この考え方を学んだ時、 私は一つ……

店舗改善 2026年7月16日

外観で損している飲食店の特徴

1.料理が美味しくても、お客様が入らない理由 「料理には自信がある。」 「一度食べてもらえれば、良さは分かってもらえる。」 そう考えている飲食店経営者は少なくありません。 実際、料理は美味しい。価格も決して高くない。接客も悪くない。 それでも、お客様がなかなか入ってこない店があります。 その原因は、料理ではなく、外観にあるかもしれません。 お客様は、店に入る前に料理を食べることはできません。 味も分かりません。接客の良さも分かりません。店主がどれだけ真面目に料理を作っているかも分かりません。 外から見て判断できるのは、 店の明……

飲食店経営 2026年7月16日

繁盛店は料理で選ばれない。店で選ばれる。

~飲食店は”料理”ではなく”体験”を売る仕事~ 1.なぜ美味しい店が潰れるのか 飲食店を経営していると、売上が落ち始めた時に、多くの人がまず考えることがあります。 「もっと美味しくしよう。」 「もっと早く提供しよう。」 「もっと盛り付けを綺麗にしよう。」 料理人であれば、この発想はごく自然です。 私自身も25年以上飲食業に携わる中で、料理の味、提供スピード、盛り付けには何度も向き合ってきました。 だからこそ断言できます。 料理を磨くことは、決して間違いではありません。 し……

飲食店経営 2026年7月15日

月商500万円を超えられない飲食店の共通点

1.月商500万円を超えられない店には共通点がある 「料理には自信がある」 「価格も決して高くない」 「接客も、そこまで悪くないと思う」 それでも、なぜか売上が伸びない。 月商300万円前後まではいく。繁忙月には400万円を超えることもある。しかし、そこから先がなかなか見えてこない。 月商500万円を一度超えても、翌月にはまた元に戻ってしまう。 このような飲食店は、決して珍しくありません。 経営者本人も現場に立ち、朝から仕込みをし、営業時間中は調理や接客に追われ、営業後には片付けや発注までこなしている。 決して遊んでいるわけではあり……

接客・スタッフ教育 2026年7月15日

飲食人を育てるな。飲食人になれる環境を作れ。

~マニュアルでは、人は育たない。~ 1.飲食店は「人」が商品である 「飲食店の商品は何ですか?」 そう聞かれたら、多くの人はこう答えるでしょう。 「料理です。」 もちろん間違いではありません。 しかし、私はそれだけではないと考えています。 飲食店の商品とは、料理だけではありません。 料理を作る人。 料理を運ぶ人。 お客様を迎える人。 お客様を見送る人。 つまり、その店で働く「人」そのものが商品なのです。 なぜ同じ料理でも店によって評価が変わるのか 同じレシピ。 同じ食材。 同じ調味……

メニュー開発 2026年7月13日

売れる商品を作るな。売れる理由を作れ。

~お客様は料理ではなく、「選ぶ理由」にお金を払っている~ 1.美味しいのに売れない。 飲食店には、美味しい料理がたくさんあります。 丁寧に仕込んでいる。 食材にもこだわっている。 手間もかけている。 実際に食べたお客様からも、 「美味しい。」 「もっと評価されてもいいのに。」 そう言っていただける。 それでも、売れない商品はあります。 逆に、 「なぜ、この商品がこんなに売れるのだろう。」 と思うものもあります。 味だけで比べれば、もっと美味しい料理は他にもある。 価格も、特別……