繁盛店は料理で選ばれない。店で選ばれる。

Restaurant Business Reform または 飲食店経営改善ブログ

繁盛店は料理で選ばれない。店で選ばれる。
この記事は約 50 分で読めます

~飲食店は”料理”ではなく”体験”を売る仕事~

1.なぜ美味しい店が潰れるのか

飲食店を経営していると、売上が落ち始めた時に、多くの人がまず考えることがあります。

「もっと美味しくしよう。」

「もっと早く提供しよう。」

「もっと盛り付けを綺麗にしよう。」

料理人であれば、この発想はごく自然です。

私自身も25年以上飲食業に携わる中で、料理の味、提供スピード、盛り付けには何度も向き合ってきました。

だからこそ断言できます。

料理を磨くことは、決して間違いではありません。

しかし、長年現場で数多くのお店を見てきた中で、一つの疑問を持つようになりました。

本当に「美味しい料理」だけで繁盛店になれるのでしょうか。

もしそうであれば、美味しいと言われるお店が閉店することはありません。

料理人が腕を磨けば磨くほど、お客様は増え続けるはずです。

しかし現実は違います。

食べログで高評価のお店が閉店することもあります。

料理人として高い技術を持っているにもかかわらず、経営が苦しくなるお店も少なくありません。

一方で、「そこまで特別美味しいわけではない」と言われるお店が、毎日満席になっていることもあります。

この違いは何なのでしょうか。

私は、その答えは料理以外にあると考えています。


料理人は、一皿一皿に魂を込めます。

火加減を調整し、

ソースの味を整え、

盛り付けのバランスを考え、

一秒でも早く提供できるよう厨房の中で必死に動きます。

それ自体は素晴らしいことです。

しかし、その一方で見落としてしまいがちなものがあります。

それがお客様です。

料理ばかりを見ていると、

お客様の表情が見えなくなります。

料理ばかりを気にしていると、

お客様が何を求めているのかが見えなくなります。

料理ばかりを追い求めると、

お客様が満足しているのか、不満を感じているのか、その小さな変化にも気付きにくくなってしまいます。


例えば、お客様が料理を待っている間、何を感じているでしょうか。

スタッフ同士が険しい表情で仕事をしていたら。

店内に活気がなかったら。

水が空になっても誰も気付かなかったら。

入店した時に笑顔で迎えられなかったら。

料理がどれだけ美味しくても、その時間の積み重ねは、お客様の印象に残ります。

逆に、料理を待つ時間であっても、

スタッフの気遣いや笑顔があり、

居心地の良い空気が流れていれば、

料理への期待は自然と高まっていきます。

つまり、お客様は料理だけを評価しているわけではありません。

お店で過ごす時間そのものを評価しているのです。


私は飲食店の仕事とは、

「料理を提供する仕事」

ではなく、

「お客様に満足して帰っていただく仕事」

だと考えています。

料理は、その満足を作るための大切な要素です。

しかし、それはあくまで数ある要素の一つに過ぎません。

どれだけ料理が美味しくても、

笑顔がなければ。

居心地が悪ければ。

店全体の印象が悪ければ。

「また来たい」と思っていただくことは難しくなります。


だから私は、料理を磨くことと同じくらい、

お客様を見ることを大切にしています。

料理の完成度ばかりを追い求めるのではなく、

お客様が今どんな表情をしているのか。

何か困っていないか。

何を求めているのか。

そこに気付けるお店こそが、本当の意味で繁盛店になれるのではないでしょうか。

そして、この考え方を理解するためには、もう一つ知っておかなければならないことがあります。

お客様は料理を買っているのではありません。

2.お客様は店を買っている

私は飲食店を経営し始めた頃、お客様は「料理」を買いに来ているものだと思っていました。

だから、

美味しい料理を作ること。

他店より品質を上げること。

盛り付けを工夫すること。

それが一番大切だと考えていました。

もちろん、それは今でも大切です。

しかし、現場で何千人、何万人というお客様と接する中で、一つのことに気付きました。

お客様は料理だけを買いに来ているわけではない。

むしろ、お客様が本当に買っているのは、

「その店で過ごす時間」

なのです。


例えば、同じ1,500円のハンバーグ定食があるとします。

料理は同じ。

味も同じ。

それでも、お客様が感じる価値はお店によって大きく変わります。

駐車場は停めやすかったか。

入口は入りやすかったか。

店内は清潔だったか。

スタッフは笑顔で迎えてくれたか。

料理を待つ時間は心地良かったか。

食事を終えた後、気持ち良く帰ることができたか。

こうした一つひとつの積み重ねが、

「また来たい。」

という気持ちを生み出します。

つまり、お客様はハンバーグだけにお金を払っているのではありません。

そのお店で過ごした時間すべてに対して、お金を払っているのです。


私はよく、

「飲食店は料理屋ではなく、サービス業です。」

とお伝えしています。

この言葉に違和感を覚える料理人の方もいるかもしれません。

「うちは料理で勝負している。」

「味には絶対の自信がある。」

もちろん、その誇りはとても大切です。

しかし、お客様から見れば、

料理は満足を構成する要素の一つでしかありません。

どれだけ美味しい料理でも、

店内が汚れていたら。

スタッフが無愛想だったら。

居心地が悪かったら。

「もう一度行こう。」

とは思っていただけないことがあります。

反対に、料理が期待通りだったうえで、

スタッフの対応が温かく、

店内で気持ち良い時間を過ごせたなら、

そのお店は「良い店だった」という記憶になります。


ここで少し視点を変えてみましょう。

旅行へ行った時のことを思い浮かべてください。

旅館を評価する時、

「料理だけが良かった。」

という記憶よりも、

スタッフが親切だった。

部屋が快適だった。

温泉が気持ち良かった。

景色が素晴らしかった。

そんな体験全体を思い出すのではないでしょうか。

飲食店も同じです。

料理だけが切り離されて評価されることはほとんどありません。

店全体の体験が、お客様の満足度を決めているのです。


だから私は、料理を売っているとは考えていません。

「また来たい。」と思っていただける時間を提供している。

そう考えています。

料理は、その時間をより豊かにするための主役です。

しかし、主役だけでは映画は完成しません。

舞台があり、

照明があり、

音楽があり、

出演者がいるからこそ、一つの作品になります。

飲食店も同じです。

料理だけが素晴らしくても、お店全体の価値は完成しません。


だからこそ経営者は、料理だけではなく、

駐車場を整える。

入口を整える。

店内を清潔に保つ。

スタッフを育てる。

居心地の良い空間をつくる。

こうした「料理以外」の価値にも目を向けなければなりません。

それらすべてが積み重なって、初めてお客様は

「この店は良い店だった。」

と感じてくださるのです。

3.第一印象は料理より前に決まる

今の時代、お客様の多くは何も知らずにお店へ来ることはありません。

Googleマップで場所を調べる。

食べログで口コミを見る。

Instagramで料理や店内の雰囲気を確認する。

ホームページで営業時間やメニューを調べる。

そうやって、お店についてある程度の情報を得たうえで来店します。

つまり、お客様は家を出る前に、

「この店へ行ってみよう。」

という決断をすでに済ませているのです。

しかし、ここで多くの飲食店が勘違いしています。

来店が決まったからといって、お客様の期待が確定したわけではありません。

実際には、お店に到着した瞬間から、お客様はもう一つのことを考えています。

「この店を選んで正解だったかな。」

という答え合わせです。


例えば、Googleで高評価のお店を見つけて来店したとします。

ところが、お店に着くと、

看板は色あせている。

入口は暗い。

ガラスは汚れている。

駐車場には雑草が生えている。

店前には荷物が雑然と置かれている。

その瞬間、お客様はどう感じるでしょうか。

「口コミは良かったけど、本当に大丈夫かな。」

「思っていたお店と違うな。」

そんな小さな不安が生まれます。

料理を一口も食べていないのに、お店に対する評価が少し下がってしまうのです。


反対に、

外観が綺麗で、

入口が入りやすく、

店内の様子が見え、

「美味しそう。」

「なんだか入りやすそう。」

そんな印象を持てたらどうでしょう。

お客様は自然と期待感を高めながら店内へ入ってきます。

その期待は、料理への期待にも変わります。

だから私は、

第一印象は料理より前に決まる

と考えています。


個人店のオーナーシェフは、料理にはとても多くの時間をかけます。

味を研究する。

盛り付けを工夫する。

提供スピードを改善する。

もちろん、それは必要なことです。

しかし、その一方で、

お客様が最初に目にする景色には、どれだけ時間をかけているでしょうか。

入口。

看板。

外観。

照明。

店前の清掃。

これらは料理と違って、一度作れば終わりではありません。

毎日、お客様の目線で確認し、磨き続ける必要があります。


私はロードサイド型の店舗を運営しています。

このようなお店では、飛び込みで来店されるお客様よりも、

Googleや食べログ、Instagramなどで情報を集めて来店される方が多くなります。

だからといって、

「もう来店は決まっているから大丈夫。」

そう考えるのは危険です。

むしろ、来店を決めたお客様ほど、お店に着いた瞬間に期待とのギャップを敏感に感じています。

「写真で見た雰囲気と違う。」

「思ったより古いな。」

「なんとなく入りづらい。」

こうした違和感は、お客様の満足度に少しずつ影響していきます。

逆に、

「写真以上に良い店だ。」

「想像していたより入りやすい。」

「美味しそう。」

そう思っていただければ、料理への期待値も自然と高まります。


私はよく、

「料理は舌で食べるもの。でも、お店は目で食べるもの。」

と考えています。

人は視覚から多くの情報を受け取り、その印象をもとに味やサービスまで評価する生き物です。

だから、料理が運ばれてくる前から、お客様の満足度は少しずつ形づくられています。

第一印象を軽視することは、お客様の期待を軽視することと同じなのです。

だからこそ、繁盛店は料理だけではなく、お客様が最初に目にする景色まで丁寧に作り込んでいます。

そして、その第一印象を決める最も重要な要素が、次にお話しする「外観・駐車場・入口」なのです。

4.外観・駐車場・入口の重要性

私は多くの個人店を見てきましたが、共通して感じることがあります。

料理には何時間もかけるのに、ファサードにはほとんど時間をかけていない。

ということです。

料理の試作は何度も繰り返す。

ソースは何日もかけて作り込む。

盛り付けは何度もやり直す。

ところが、お客様が最初に目にするお店の外観は、何年も変わらないまま。

これでは、とてももったいないと思います。


多くの料理人は、

「料理が美味しければ、お客様は満足してくれる。」

と考えます。

もちろん、その考えは間違っていません。

しかし、お客様は料理を食べる前から、お店を評価しています。

そして、その評価を最初に受け持つのはスタッフではありません。

お店の外観です。

言い換えれば、ファサードは最初の接客スタッフなのです。


ファサードとは、看板だけを指す言葉ではありません。

お客様が最初に目にする景色すべてです。

駐車場。

入口。

看板。

のぼり。

メニュー。

照明。

ガラス。

植栽。

店前の清掃。

営業時間の表示。

これらすべてがお客様へ無言のメッセージを送り続けています。

「この店は大切にされているお店です。」

「ここなら安心して入れそうです。」

あるいは、

「掃除が行き届いていないな。」

「なんとなく入りづらいな。」

料理が出てくる前に、お客様はこうした印象を無意識に受け取っています。


特にロードサイド型や郊外型の店舗では、このファサードの役割はさらに大きくなります。

今のお客様は、通りすがりで偶然入店するケースよりも、

Googleマップ。

食べログ。

Instagram。

ホームページ。

こうした情報を見て来店することが圧倒的に増えました。

つまり、来店を決めるまでの「空中戦」「地上戦」はすでに終わっています。

しかし、それで終わりではありません。

お客様はお店に到着した瞬間、

「思っていた通りのお店かな。」

「この店を選んで正解だったかな。」

という最後の確認をしています。

この時に、お店の外観が期待を裏切ってしまうと、不安が生まれます。

反対に、期待以上の印象を与えることができれば、お客様は安心し、料理への期待もさらに高まります。


だから私は、ファサードは集客のためだけに存在するものではないと考えています。

もちろん、通りすがりのお客様に興味を持っていただく役割もあります。

しかし、それ以上に大切なのは、

来店を決めてくださったお客様の期待を裏切らないこと。

そして、

「この店を選んで良かった。」

そう思っていただくための最後の一押しをすることです。


私自身、お店づくりをする時は、厨房だけを見ることはありません。

駐車場は汚れていないか。

入口は入りやすいか。

ガラスは綺麗か。

看板は見やすいか。

メニューは分かりやすいか。

こうしたことを、お客様の立場になって何度も確認します。

なぜなら、料理人の仕事は厨房から始まりますが、

お客様の体験は駐車場から始まっているからです。


繁盛店は、料理だけを磨いているわけではありません。

お客様が最初に目にする景色まで含めて、お店全体を磨いています。

ファサードとは、お店の顔です。

そして、その顔がお客様に安心感を与えることができた時、初めて料理の価値も最大限に伝わるのです。

しかし、お客様の満足度を左右するのは外観だけではありません。

お店の中へ一歩足を踏み入れた瞬間から、もう一つ大切なものが始まります。

それが、店内の空気です。

5.店内の空気がリピート率を決める

お客様がお店に入った瞬間、最初に感じるものは何でしょうか。

料理でしょうか。

違います。

店内の雰囲気でしょうか。

それも少し違います。

私が一番最初に感じるのは、

「空気」

です。

このお店は明るいのか。

居心地が良いのか。

スタッフは楽しそうに働いているのか。

緊張感が漂っているのか。

そうした目に見えないものを、人は驚くほど敏感に感じ取っています。


店内の空気は、内装が作るものではありません。

高級な椅子でもありません。

おしゃれな照明でもありません。

もちろん、それらも雰囲気づくりには大切です。

しかし、本当の意味で店内の空気を作っているのは、

「人」

です。

スタッフ同士の声の掛け合い。

笑顔。

歩き方。

返事。

挨拶。

お客様への気遣い。

その一つひとつが積み重なって、お店の空気になります。


私は飲食店へ行くと、料理が運ばれてくるまでの時間をよく観察します。

スタッフ同士が無言で仕事をしているお店。

イライラした表情で厨房とホールがやり取りしているお店。

返事が小さいお店。

逆に、

自然と「ありがとうございます。」が飛び交うお店。

スタッフ同士が助け合っているお店。

忙しくても笑顔を忘れないお店。

料理が出てくる前から、そのお店の空気はまったく違います。

そして、その違いは必ずお客様にも伝わっています。


人は不思議なもので、

「このスタッフさん、感じが良いな。」

「この店、なんとなく落ち着くな。」

そんな感情を持つと、料理まで美味しく感じることがあります。

反対に、

スタッフ同士が険しい表情で働いていたり、

店内が張り詰めた空気だったりすると、

料理が美味しくても、どこか居心地の悪さを感じてしまいます。

つまり、お客様は料理だけを食べているのではありません。

店内の空気まで含めて、お店を味わっているのです。


実際、お客様に

「なぜまた来てくださったんですか。」

と聞いても、

「なんとなく居心地が良かったから。」

という答えが返ってくることがあります。

この「なんとなく」がとても大切です。

居心地の良さは数字では表せません。

メニュー表にも書けません。

広告にも載せにくい価値です。

しかし、その「なんとなく」が、お客様の心にはしっかり残っています。

そして、その感情こそが、

「また行こう。」

という気持ちにつながるのです。


私はガブ飲み食堂で、

何時間でもゆっくり過ごしていただける空間づくりを大切にしています。

ご飯・味噌汁のおかわり自由。

コンセントの利用。

通し営業。

こうした仕組みももちろん価値です。

しかし、それだけでは居心地の良いお店にはなりません。

スタッフが笑顔で接し、

気持ち良く過ごせる空気を作ってこそ、

初めて「また来たい」と思っていただけるお店になります。


私はよくスタッフにも伝えています。

「店内の空気は、お客様が作るものではない。」

「私たちが作るものだ。」

と。

お客様が笑顔になるのを待つのではありません。

まずは私たちが笑顔になる。

お客様が話しかけてくれるのを待つのではありません。

まずは私たちが気持ちの良い挨拶をする。

その積み重ねが、お店全体の空気を変えていきます。


料理は記憶に残ります。

しかし、店内の空気は感情として心に残ります。

人は、美味しかったからだけではなく、

「なんだかあの店は居心地が良かった。」

そんな感情をもう一度味わいたくて、お店へ戻ってきます。

だから私は、料理を磨くことと同じくらい、

店内の空気を磨くことを大切にしています。

そして、その空気を作る最も大きな存在が、スタッフ一人ひとりの接客です。

6.接客は料理より記憶に残る

飲食店を経営していると、

「うちは料理で勝負しています。」

という言葉をよく耳にします。

もちろん、それは素晴らしいことです。

料理に誇りを持つことは、料理人としてとても大切な姿勢だと思います。

しかし、私はもう一つ大切なものがあると考えています。

それが接客です。


料理は食べ終われば、お皿の上からなくなります。

どれだけ美味しい料理でも、時間が経てば味の記憶は少しずつ薄れていきます。

しかし、不思議なことに接客の記憶は、何年経っても残ることがあります。

笑顔で迎えてもらったこと。

名前を覚えていてくれたこと。

帰る時に「お気を付けて。」と声を掛けてもらったこと。

逆に、

無愛想な態度を取られたこと。

面倒そうに注文を聞かれたこと。

忙しそうに料理だけ置いて行かれたこと。

こうした出来事は、お客様の心に強く残ります。

人は料理だけを記憶しているのではありません。

「どんな気持ちで食事をしたか」を記憶しているのです。


例えば、同じハンバーグを食べたとしても、

笑顔で

「お待たせしました。」

「熱いのでお気を付けください。」

「ありがとうございました。またお待ちしております。」

そんな一言があるだけで、お店全体の印象は大きく変わります。

反対に、

料理は美味しかったのに、

スタッフが終始無表情だった。

目も合わせてくれなかった。

帰る時も何も言われなかった。

これでは、お客様の満足度は大きく下がってしまいます。

料理の味は同じでも、

接客が違えば、お客様が受け取る価値はまったく違うものになるのです。


私はスタッフに、

「接客とはマニュアルを読むことではない。」

と伝えています。

笑顔も、

気遣いも、

声の大きさも、

お客様の様子を見ることも、

すべてホスピタリティの一部です。

そしてホスピタリティとは、

決められたことをすることではなく、

「お客様に気持ち良く過ごしていただきたい。」

という気持ちから生まれる行動です。

だからこそ、本当に良い接客はマニュアルだけでは作れません。


飲食店では、

料理人が商品だと言われることがあります。

私は少し違う考えを持っています。

飲食店の商品は料理だけではありません。

働く人も商品です。

スタッフ一人ひとりの笑顔。

挨拶。

立ち居振る舞い。

気遣い。

そうした一つひとつが、お店の価値になります。

つまり、お客様は料理だけではなく、

「この人たちがいるお店だから、また来たい。」

そう感じてくださっているのです。


実際に、常連のお客様がスタッフの名前を覚えてくださったり、

「あのスタッフさんがいるから来たよ。」

と言ってくださることがあります。

これは料理だけでは生まれない価値です。

人と人とのつながりが、お店のファンを作っていきます。

そして、そのファンが何度も足を運んでくださることで、お店は繁盛していきます。


私は飲食店の経営とは、

料理を提供する仕事ではなく、

人が人を喜ばせる仕事だと思っています。

だから料理を磨くことと同じくらい、

スタッフを育てることも大切です。

笑顔が自然に出る環境を作ること。

気持ち良い挨拶ができる職場を作ること。

お客様を大切にできる人を育てること。

それが結果として、お店全体の価値を高めていきます。


どれだけ美味しい料理でも、

人の心を動かすのは最後には「人」です。

料理はお客様のお腹を満たします。

しかし、接客はお客様の心を満たします。

そして、お客様がもう一度そのお店を選ぶ理由は、

料理だけではなく、

「またあの人たちに会いたい。」

という気持ちなのかもしれません。

だから私は、料理を磨くことと同じくらい、

人を磨くことを大切にしています。

その積み重ねが、「また来たい」と思っていただける繁盛店をつくるのだと信じています。

7.商品だけでは目的来店にならない

飲食店を経営していると、

「もっと美味しい商品を作れば、お客様は増える。」

そう考えることがあります。

もちろん、それは間違いではありません。

しかし、今の時代は**「美味しい」だけでは目的来店を生み出すことは難しくなっています。**

なぜなら、美味しいお店は世の中にたくさんあるからです。


昔は、

「あのお店、美味しいらしいよ。」

という口コミだけで繁盛する時代もありました。

しかし今は違います。

Googleを開けば何百件もの飲食店が表示されます。

食べログには口コミがあります。

Instagramには料理の写真が並びます。

YouTubeでは実際に食べている動画まで見ることができます。

つまり、お客様は簡単に比較できる時代になりました。

その中で、

「美味しいから。」

という理由だけで選ばれ続けることは、とても難しいのです。


では、お客様は何を理由にお店を選んでいるのでしょうか。

私は、

「その店へ行く理由があるかどうか。」

だと考えています。

例えば、

今日は家族でゆっくり食事がしたい。

今日は友人とゆっくり話したい。

今日は仕事帰りにお腹いっぱい食べたい。

今日は子どもを連れて安心して食事がしたい。

こうした目的に対して、

「それなら、あのお店へ行こう。」

と思っていただける理由があるか。

これが目的来店です。


だから私は、

商品だけで勝負することは考えていません。

もちろん料理は大切です。

しかし、それだけでは足りません。

例えばガブ飲み食堂では、

ご飯・味噌汁がおかわり自由。

ランチだけではなく夜も定食が楽しめる。

何時間でもゆっくり過ごせる。

コンセントも自由に使える。

ロードサイドだから駐車場も利用しやすい。

これらは料理ではありません。

しかし、お客様が

「今日はガブ飲み食堂へ行こう。」

と思う理由になります。


私は商品を開発する時も、

「売れる商品を作ろう。」

とは考えていません。

考えているのは、

「この商品は、お客様が来店する理由になるだろうか。」

ということです。

例えば期間限定商品。

例えば季節メニュー。

例えばイベント。

例えばおかわり自由。

例えばサービス。

こうした一つひとつが、お客様に

「行ってみよう。」

と思っていただくきっかけになります。

つまり商品は、お客様を呼び込む入口なのです。


しかし、お客様は入口だけで満足することはありません。

商品をきっかけに来店し、

店内の空気を感じ、

スタッフと接し、

居心地の良さを体験し、

「また来よう。」

と決めます。

だから商品だけを磨いても、

リピーターは増えません。

目的来店を生み出すのは、

料理だけではなく、

外観。

店内の空気。

接客。

居心地。

サービス。

安心感。

そのすべてを含めた店全体の価値なのです。


私はよく、

「商品は入口でしかない。」

と考えています。

本当にお客様をファンにするのは、

お店全体の体験です。

だからこそ、繁盛店は料理だけを改善しません。

店全体を少しずつ磨き続けています。

そして、その積み重ねが、

「あのお店に行きたい。」

という強い目的来店を生み出していくのです。


ここまで、

料理だけでは繁盛しない理由についてお話ししてきました。

では、店全体の価値を高め続けているお店には、どのような共通点があるのでしょうか。

次章では、「大手チェーンが強い本当の理由」について、私自身が視察を重ねる中で感じたことをお話ししたいと思います。

8.大手チェーンが強い本当の理由

個人店の経営者と話をしていると、こんな言葉をよく耳にします。

「大手は広告費があるから。」

「価格で勝負できるから。」

「資本力が違うから。」

確かに、それも一つの理由でしょう。

しかし私は、それだけではないと思っています。

実際に数多くの大手チェーンを視察してきて感じることは、

大手は味だけで選ばれているわけではない。

ということです。


私も以前、ブロンコビリーへ視察に行きました。

正直に言えば、

「味だけなら個人店の方が美味しいお店はたくさんある。」

そう感じました。

しかし、お客様は次々と来店され、店内は活気にあふれていました。

その理由を店内で観察していると、すぐに分かりました。

スタッフの接客。

店内の清潔感。

サラダバーの魅力。

商品の見せ方。

オペレーションの安定感。

そして、お客様が安心して利用できる空気。

どれも非常に高いレベルで統一されていました。

私はその時、

「これが大手の強さなんだ。」

と実感しました。


大手チェーンの最大の武器は、

「期待を裏切らないこと」

です。

どの店舗へ行っても、

笑顔で迎えてくれる。

店内は清潔。

料理の品質も安定している。

提供時間も大きく変わらない。

スタッフの対応も大きく変わらない。

つまり、お客様は

「今日も安心して食事ができる。」

という安心感を買っています。

これこそが、大手チェーンが何十店舗、何百店舗と展開できる理由なのです。


一方、個人店はどうでしょうか。

料理は素晴らしい。

でも、

スタッフによって接客が違う。

その日の機嫌で雰囲気が変わる。

店内の清掃状態にムラがある。

提供時間が日によって違う。

こうした小さな積み重ねが、お客様の不安につながってしまいます。

せっかく料理が美味しいのに、

店全体の完成度で負けてしまう。

私は、そんなお店を何度も見てきました。


だからといって、

個人店が大手チェーンを目指す必要はありません。

同じ土俵で戦っても勝てません。

資本力も違います。

店舗数も違います。

広告費も違います。

しかし、

学ぶことはできます。

私は視察へ行くたびに、

「この味を真似しよう。」

ではなく、

「この考え方を持ち帰ろう。」

と思っています。

例えば、

なぜスタッフ全員が同じ接客をできるのか。

なぜ店内がいつも綺麗なのか。

なぜ忙しくても笑顔を忘れないのか。

なぜお客様が安心して利用できるのか。

そこには必ず仕組みがあります。

繁盛店は偶然できるものではありません。

再現できる仕組みがあるから、繁盛し続けるのです。


では、個人店の武器は何でしょうか。

私は、

「人」

だと思っています。

大手チェーンにはマニュアルがあります。

個人店には想いがあります。

大手には統一された接客があります。

個人店には、お客様一人ひとりに合わせた接客があります。

大手には安定感があります。

個人店には温かさがあります。

だから私は、大手をライバルだとは思っていません。

むしろ、

「学ぶべき先生」

だと思っています。


繁盛店には、必ず繁盛する理由があります。

その理由を、

「チェーン店だから。」

「資本力があるから。」

という一言で片付けてしまえば、自分のお店は何も変わりません。

しかし、

「なぜ、このお店は選ばれているのだろう。」

という視点で見ることができれば、学べることは数え切れないほどあります。

味だけで勝負する時代は終わりました。

これからは、

オペレーション。

接客。

清潔感。

安心感。

居心地。

ホスピタリティ。

そうした店全体の価値で選ばれる時代です。

私は、それこそが個人店が本当に目指すべき繁盛店の姿だと考えています。

9.ガブ飲み食堂で実際に改善したこと

ここまで、

料理だけでは繁盛店になれない理由についてお話ししてきました。

では、私たちは実際に何を改善してきたのでしょうか。

答えはとてもシンプルです。

料理だけを改善しなかった。

これが一番大きなポイントです。


ガブ飲み食堂をオープンした当初も、

もちろん料理には自信がありました。

ハンバーグ。

サガリステーキ。

チキン南蛮。

トンテキ。

一つひとつの商品を丁寧に作り、お客様に提供してきました。

しかし、それだけでは思うように売上は伸びませんでした。

そこで私たちは考えました。

「料理以外に改善できることはないだろうか。」

そこから、お店づくりそのものを見直し始めました。


まず取り組んだのは、

「お客様に満足して帰っていただく仕組み」

です。

ご飯・味噌汁のおかわり自由。

しかもランチだけではありません。

夜の定食でも、おかわり自由にしました。

これは原価だけを見れば決して有利な施策ではありません。

しかし、

「お腹いっぱい食べられるお店」

という価値を感じていただけるようになりました。

料理の価値ではなく、お店の価値を高める取り組みです。


営業時間も見直しました。

通し営業に変更し、

ランチタイムを逃したお客様でも、ゆっくり食事ができるようにしました。

さらに、

コンセントも自由に使っていただけるようにし、

時間制限も設けませんでした。

「食べたらすぐ帰ってください。」

ではなく、

「ゆっくりしてください。」

というお店でありたいと思ったからです。

これも料理ではありません。

でも、お客様にとっては大きな価値になります。


店内だけではありません。

お店の外にも目を向けました。

Googleビジネスプロフィール。

食べログ。

Instagram。

そしてホームページ。

以前の私は、

「料理が美味しければ、お客様は来てくれる。」

そう考えていました。

しかし今は違います。

お客様は来店する前に、お店のことを調べます。

だからこそ、

お店へ来る前の体験も、お店づくりの一部だと考えるようになりました。

写真を改善する。

情報を充実させる。

口コミへ丁寧に返信する。

ブログで考え方を発信する。

これらも、お客様との接点です。

厨房の中だけが飲食店ではありません。

スマートフォンの画面の中も、お店の一部なのです。


そして、一番時間をかけているのが、

スタッフ教育です。

料理はレシピがあれば再現できます。

しかし、

笑顔。

気遣い。

ホスピタリティ。

居心地の良い空気。

これはレシピだけでは作れません。

だからこそ、

お客様を大切にすること。

仲間を大切にすること。

感情ではなく、思いやりで接すること。

こうした考え方を何度も伝えています。

お店の雰囲気は、スタッフ一人ひとりが作るものだからです。


もちろん、これらの改善をしたからといって、

翌日から急に売上が倍になったわけではありません。

劇的な変化はありませんでした。

しかし、一つ改善し、

また一つ改善し、

さらに一つ改善する。

その積み重ねによって、お客様の反応は少しずつ変わっていきました。

Googleの口コミ。

食べログでの評価。

「居心地が良かった。」

「また来たい。」

そんな言葉をいただける機会も増えてきました。


私は、繁盛店とは

一つの大きな成功で作られるものではない

と思っています。

料理を少し良くする。

接客を少し良くする。

外観を少し良くする。

店内を少し良くする。

情報発信を少し良くする。

その「少し」を何十回、何百回と積み重ねた先に、繁盛店があります。


だから私は今でも、

毎日のようにお店を見直しています。

もっと良くできることはないか。

もっとお客様に喜んでいただけることはないか。

もっと居心地の良い空間を作れないか。

そうやって改善を続けることが、飲食店経営そのものだと思っています。

もしこの記事を読んでくださっているあなたが、

「何から改善すればいいか分からない。」

と感じているなら、まずは料理だけを見るのをやめてみてください。

一歩引いて、お客様の立場からお店全体を眺めてみる。

きっと、今まで気付かなかった改善点が見えてくるはずです。

10.繁盛店チェックリスト

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

ここまで読んでくださった方なら、もうお気付きかもしれません。

繁盛店とは、

「料理が美味しい店」

ではありません。

「また来たい」と思っていただける店です。

そのためには、料理だけを磨き続けるのではなく、お店全体を見直していく必要があります。

そこで最後に、私自身がお店づくりをする際に意識しているチェック項目をご紹介します。

ぜひ、お客様の立場になって、ご自身のお店を見直してみてください。


□ 第一印象は良いですか?

お客様は料理を食べる前から、お店を評価しています。

Googleで見た印象。

お店に到着した時の印象。

入口を見た瞬間の印象。

その第一印象が、

「この店を選んで良かった。」

につながっているでしょうか。


□ 外観は魅力的ですか?

看板。

のぼり。

メニュー。

照明。

ガラス。

植栽。

外観は、お客様へ送る最初のメッセージです。

料理にこだわるのと同じくらい、外観にもこだわっていますか。


□ 駐車場は清潔ですか?

ロードサイド店舗では、駐車場もお店の一部です。

ゴミは落ちていませんか。

雑草は伸びていませんか。

白線は見えていますか。

停めやすい環境になっていますか。

お客様の体験は、駐車場から始まっています。


□ 入りやすい入口になっていますか?

初めて来店されるお客様は、不安を抱えています。

営業時間は分かりやすいですか。

メニューは見やすいですか。

店内の様子は伝わっていますか。

入口に立った時、

「入りたい。」

と思える工夫ができているでしょうか。


□ 店内の空気は明るいですか?

お店の雰囲気は内装だけでは作れません。

スタッフ同士の声。

笑顔。

活気。

気遣い。

そのすべてがお店の空気になります。

お客様が

「なんとなく居心地が良い。」

と感じる空間になっているでしょうか。


□ スタッフは笑顔で働いていますか?

笑顔は無料です。

しかし、その価値はとても大きなものです。

笑顔で迎えられるだけで、お客様は安心します。

笑顔で送り出されるだけで、「また来よう。」と思ってくださいます。

笑顔は接客技術ではありません。

お店の文化です。


□ 接客にムラはありませんか?

今日は良い接客。

明日は悪い接客。

スタッフによって対応が違う。

これではお客様は安心できません。

繁盛店は、料理だけではなく接客も安定しています。

いつ来ても気持ち良く過ごせる。

その安心感が、お客様の信頼につながります。


□ 商品以外の価値を提供できていますか?

料理だけが商品ではありません。

おかわり自由。

ゆっくり過ごせる空間。

居心地。

ホスピタリティ。

通し営業。

便利さ。

安心感。

お客様が

「この店だから来たい。」

と思える価値を作れていますか。


□ 「また来たい」と思っていただける理由がありますか?

最後に、ぜひご自身へ問いかけてみてください。

もしお客様に、

「なぜ、この店を選んだのですか?」

と聞いた時、

「美味しいから。」

以外の答えがいくつ思い浮かぶでしょうか。

もし一つしかないのであれば、まだ伸びしろがあります。

二つ、三つ、四つと増えていくほど、お店の魅力は強くなっていきます。


私は、繁盛店とは特別なお店ではないと思っています。

毎日少しずつ改善し、

毎日少しずつお客様の立場で考え、

毎日少しずつ店全体の価値を高めていく。

その積み重ねが、お客様から選ばれ続けるお店をつくります。

もし今日、このチェックリストの中で一つでも改善できることが見つかったなら、ぜひ明日から取り組んでみてください。

繁盛店は、一度の大きな改革で生まれるものではありません。

小さな改善を積み重ねた先に、生まれるものです。

11.まとめ

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を通して私が一番お伝えしたかったことは、とてもシンプルです。

料理はもちろん大切です。

しかし、

料理だけでは繁盛店にはなれません。

私は25年以上飲食業に携わる中で、数え切れないほどのお店を見てきました。

料理が素晴らしいお店。

接客が素晴らしいお店。

外観が魅力的なお店。

店内の空気が心地良いお店。

その中で長く繁盛し続けているお店には、一つの共通点がありました。

それは、

料理だけを磨いていないこと。

です。


お客様は料理を食べに来ているようでいて、

実はそれだけではありません。

駐車場へ車を停めた瞬間から。

入口を見た瞬間から。

店内へ足を踏み入れた瞬間から。

スタッフと目が合った瞬間から。

お客様の体験は始まっています。

そして、お店を出るまでのすべてが、

「この店は良かった。」

という評価につながります。

つまり、お客様が買っているのは料理だけではなく、

その店で過ごす時間そのものなのです。


だから私は、

料理を磨くことと同じくらい、

店を磨くことを大切にしています。

外観を整える。

店内を整える。

スタッフを育てる。

Googleや食べログを改善する。

ホームページを充実させる。

居心地の良い空間をつくる。

こうした一つひとつは、派手な改善ではありません。

しかし、その小さな積み重ねこそが、お客様から選ばれ続ける理由になっていきます。


飲食店経営には、魔法のような成功法則はありません。

「この商品を作れば必ず売れる。」

「この広告を出せば必ず繁盛する。」

そんな近道は存在しません。

だからこそ私は、

毎日少しずつ改善を積み重ねることが、繁盛店への一番の近道だと考えています。

料理を少し良くする。

接客を少し良くする。

外観を少し良くする。

店内の空気を少し良くする。

その積み重ねが、一年後、三年後、五年後には大きな差になります。


最後に、もう一度お伝えします。

繁盛店とは、

美味しい料理を作る店ではありません。

美味しい料理は、繁盛店になるための大切な条件の一つです。

しかし、それだけでは足りません。

お客様が、

「また来たい。」

そう思ってくださる理由を、お店全体で作り続けること。

それこそが、本当の繁盛店だと私は考えています。

もしこの記事を読んで、

「料理以外にも改善できることがあるかもしれない。」

そう感じていただけたなら、ぜひ明日、お客様の立場になってご自身のお店を一周してみてください。

駐車場から入口へ。

入口から店内へ。

そして、お客様の目線でお店を見てみる。

きっと今まで気付かなかった改善点が見つかるはずです。

繁盛店は、一日で完成するものではありません。

お客様を想い、小さな改善を積み重ね続けたお店だけが、長く選ばれ続ける。

私は、そう信じています。

この記事を書いた人 Wrote this article

新田 敏之

新田 敏之 RBR合同会社 統括 / 男性

RBR(Restaurant Business Reform)代表。 鉄板焼きの現場で25年。 これまで数多くの飲食店の立て直しを中心とした経営改善に携わり、売上改善、商品開発、人材育成、オペレーション構築、デリバリー事業の立ち上げなど、現場に入りながら支援を行ってきました。 現在は「ガブ飲み食堂」を運営しながら、主力商品の開発・ソースや商品の卸事業、デリバリーFC事業の展開、そして飲食店の経営改善支援を行っています。 このブログで発信するのは、机上の理論ではありません。 すべて現場で試し、失敗し、改善を繰り返してきた実践知です。 料理だけでは、お店は続きません。 利益が残る仕組み、人が育つ環境、お客様に選ばれ続ける理由。 私は、その「経営」を一人でも多くの飲食人に届けたいと考えています。 飲食店を増やしたいわけではありません。 利益が残る飲食店を、一店舗でも増やしたい。 その想いを胸に、今日も現場で挑戦を続けています。