15坪の飲食店で月商300万円は作れるのか|月商170万円から売上を伸ばす方法

Restaurant Business Reform または 飲食店経営改善ブログ

15坪の飲食店で月商300万円は作れるのか|月商170万円から売上を伸ばす方法
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第0章 15坪・22席、月商170万円の店をモデルに考える

今回は、ある小さな飲食店をモデルに考えてみます。

実在する特定の店舗ではありません。

小規模な飲食店でよく見られる条件をもとにした、架空の店舗です。

条件は次のように設定します。

  • 店舗面積:15坪
  • 客席数:約22席
  • 立地:駅前一等地ではなく、通行量も多くない
  • 坪家賃:7,000円
  • 家賃:月10万5,000円
  • 営業日数:月25日
  • 基本営業:オーナー1人
  • ピーク時のみスタッフを昼夜合計6時間
  • スタッフ時給:1,200円
  • 原価率:35%

1坪あたり約1.5席。

15坪程度の小型飲食店として、それほど特殊な条件ではありません。

そして、この店の売上が次のように推移しているとします。

月月商
1月180万円
2月150万円
3月170万円
4月170万円
5月165万円
6月150万円
7月170万円
8月180万円
9月160万円
10月170万円
11月180万円
12月200万円
年間2,045万円
月平均約170万円

この数字を見て、どう感じるでしょうか。

2月や6月は150万円まで落ちています。

一方で、1月、8月、11月は180万円。

12月には200万円まで売れています。

大繁盛店とは言えません。

しかし、まったく売れていない店でもありません。

おそらく、この店を経営している本人の感覚としては、

「この立地で、この店の大きさなら、まあこんなもんかな」

ではないでしょうか。

ここが今回の記事の出発点です。


好立地の小型店の話ではない

最初に一つ、はっきりさせておきます。

今回の記事は、

「小さい店では売上を作れないのか」

という単純な話ではありません。

駅前一等地や駅ナカなど、圧倒的な通行量がある場所なら条件はまったく変わります。

店舗が小さくても、高い回転数を作れる業態なら大きな売上を作ることはできます。

今回考えたいのは、そういう店ではありません。

駅から少し離れている。

店の前を歩く人もそれほど多くない。

家賃は安い。

そして15坪程度の小さな店。

いわゆる、

「立地にはそれほど恵まれていない小型飲食店」

です。

こういう店は全国にたくさんあります。


この店に月商300万円という目標を置いてみる

この店の平均月商は約170万円です。

では、この店に、

「月商300万円」

という目標を置いたらどうでしょうか。

おそらく最初に出てくるのは、

「無理やろ」

という感覚だと思います。

15坪しかない。

22席しかない。

立地も強くない。

今まで一番売れた月でも200万円。

そこから300万円。

確かに、簡単な目標ではありません。

私も、条件を無視して「頑張れば売れる」と言うつもりはありません。

だからこそ、この記事では感覚ではなく数字で考えてみます。

本当に15坪だから300万円が売れないのか。

本当に22席だから売上に限界があるのか。

本当に立地だけが、この店の売上を170万円前後で止めているのか。

そしてもう一つ。

仮に300万円まで売上を伸ばせたとしたら、

この店の経営は何が変わるのか。

今回の記事では、この架空店舗を一つのケースとして、順番に数字を分解していきます。

まず次章では、

そもそも月商170万円前後のこの店は、経営的に苦しい店なのか。

そこから見ていきましょう。


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この記事を書いた人 Wrote this article

新田 敏之

新田 敏之 RBR合同会社 統括 / 男性

RBR(Restaurant Business Reform)代表。 鉄板焼きの現場で25年。 これまで数多くの飲食店の立て直しを中心とした経営改善に携わり、売上改善、商品開発、人材育成、オペレーション構築、デリバリー事業の立ち上げなど、現場に入りながら支援を行ってきました。 現在は「ガブ飲み食堂」を運営しながら、主力商品の開発・ソースや商品の卸事業、デリバリーFC事業の展開、そして飲食店の経営改善支援を行っています。 このブログで発信するのは、机上の理論ではありません。 すべて現場で試し、失敗し、改善を繰り返してきた実践知です。 料理だけでは、お店は続きません。 利益が残る仕組み、人が育つ環境、お客様に選ばれ続ける理由。 私は、その「経営」を一人でも多くの飲食人に届けたいと考えています。 飲食店を増やしたいわけではありません。 利益が残る飲食店を、一店舗でも増やしたい。 その想いを胸に、今日も現場で挑戦を続けています。