Googleマップは店を選ぶ場所じゃない。店を断る場所だ。

Restaurant Business Reform または 飲食店経営改善ブログ

Googleマップは店を選ぶ場所じゃない。店を断る場所だ。
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1.Googleマップは店を探す場所じゃない。店を断る場所だ。

Googleマップは店を選ぶ場所じゃない。店を断る場所だ。

飲食店経営者に質問です。

お客様は、Googleマップを開いて店を探していると思いますか。

私は、そうは思っていません。

例えば、家族で外食をしようと思ったとします。

「近くの定食屋」

「ハンバーグ」

「居酒屋」

そんな言葉で検索すると、何十軒ものお店が表示されます。

しかし、その中の一軒一軒をじっくり比較する人はほとんどいません。

まず見るのは、

評価。

写真。

口コミ。

営業時間。

そして、

「この店は違う。」

と思った店を、次々と候補から外していきます。

店内が暗そう。

写真が少ない。

口コミの印象が悪い。

営業時間が更新されていない。

その瞬間、お客様はその店を閉じ、次のお店を開きます。

つまり、お客様はGoogleマップで店を探しているのではありません。

「失敗しそうな店」を探して、候補から外しているのです。

ここを勘違いすると、

「検索順位を上げれば集客できる。」

という発想になります。

しかし、本当に大切なのは順位ではありません。

お客様がページを開いたその数秒で、

「この店なら安心して行けそうだ。」

と思ってもらえることです。

私は、Googleマップとは検索順位を競う場所ではなく、

お客様から「選ばれない理由」をなくしていく場所だと考えています。

2.だからMEO対策だけでは、お客様は来ません。

最近は、

「Googleマップで上位表示させます。」

「MEO対策で集客できます。」

そんなサービスをよく見かけます。

もちろん、MEO対策を否定するつもりはありません。

検索順位が上がれば、お客様に見つけてもらえる可能性は高くなります。

しかし、私はここに大きな勘違いがあると思っています。

もし検索順位が1位でも、

写真を見て不安になった。

口コミを読んで不安になった。

店内の雰囲気が伝わらなかった。

その結果、お客様が別のお店を選んだとしたらどうでしょうか。

順位は上がりました。

でも、お客様は来ません。

なぜなら、

MEO対策が作れるのは、「見つけてもらう機会」までだからです。

一方で、

実際に来店を決めるのは、

写真。

口コミ。

返信。

店の雰囲気。

スタッフの笑顔。

店長の人柄。

つまり、お客様が安心できる理由です。

私は順位を上げる仕事をしているのではありません。

お客様から、

「この店なら行ってみたい。」

そう思ってもらえる店を作る仕事をしています。

MEOは、見つけてもらう技術です。

私が取り組んでいるのは、選ばれる店を作る経営です。

順位はゴールではありません。

順位は、お客様との出会いの入口でしかないのです。

3.Googleに載せるのは料理ではない。店の人格です。

Googleマップを見るお客様は、

料理だけを見ているわけではありません。

「この店は、どんな店なんだろう。」

「どんな人が働いているんだろう。」

「どんな想いで営業しているんだろう。」

そんなことを、写真や口コミから感じ取っています。

ところが、多くの飲食店のGoogleマップを見ると、

料理の写真ばかりが並んでいます。

もちろん、料理は大切です。

しかし、それだけでは、お店の魅力は半分も伝わりません。

家族連れを大切にしている店なら、その様子を。

スタッフの笑顔が自慢なら、その笑顔を。

店長がお客様と会話している姿。

常連のお客様とのイベント。

地域のお祭りへの参加。

お客様からいただいたメッセージ。

そうした写真や投稿から伝わるものがあります。

それは、

「この店には人の温かさがある。」

という安心感です。

そして、その一枚一枚が、

「この店は、こんな考えで営業しているんだ。」

という店のスタンスを伝えてくれます。

料理は真似できます。

価格も真似できます。

しかし、お店の空気や、人とのつながり、店の理念は真似できません。

だから私は、Googleマップに載せるべきなのは料理だけではないと考えています。

その店で働く人。

その店が大切にしている価値観。

その店だからこそ生まれる空気。

それらが伝わったとき、お客様は初めて、

「この店に行ってみたい。」

ではなく、

「この店なら安心して食事ができそう。」

と思えるのです。

4.では、Googleマップには何を載せればいいのでしょうか。

「人の温かさが大切なのは分かった。」

では、実際には何を投稿すればいいのでしょうか。

多くのお店は、

料理の写真ばかりを投稿しています。

料理が100枚。

でも、

スタッフの笑顔は1枚もない。

店長がどんな人なのか分からない。

店内の雰囲気も伝わらない。

これでは、お客様は安心して来店を決めることができません。

Googleマップで伝えるべきなのは、料理だけではなく、お店全体です。

例えば、

・料理やドリンクの写真

・店長やスタッフの紹介

・スタッフの笑顔や接客風景

・朝礼やミーティングの様子

・店内や厨房を丁寧に清掃している様子

・お客様をお迎えする入口や駐車場

・清潔なトイレや手洗いスペース

・お子様連れのお客様への対応風景

・車椅子やベビーカーでも利用しやすい設備やサポート

・季節限定メニューや今日のおすすめ

・常連のお客様とのイベントや地域活動

・口コミへの一件一件丁寧な返信

こうした一つひとつが、

「この店には、人がいる。」

という安心感につながります。

そして、お客様はその一枚一枚から、

「この店は、どんなことを大切にして営業しているのか。」

を感じ取っています。

Googleマップは、メニュー表ではありません。

お客様は、

「何を食べられるか」だけではなく、

「どんな店なのか。」

「どんな人が迎えてくれるのか。」

を見ています。

だから私は、

料理の写真だけを増やすのではなく、

お店のスタンスや、人の温かさが伝わる情報を増やしてほしいと思っています。

その積み重ねが、

「この店なら安心して行けそう。」

という信頼を育て、

やがて、

「この店に行ってみよう。」

という来店につながっていくのです。

5.だから、中小飲食店には勝てる理由があります。

多くの経営者は、

「Googleマップでは大手チェーンには勝てない。」

そう思っています。

確かに、

知名度も店舗数も広告費も、大手にはかないません。

しかし、Googleマップでは一つだけ、中小飲食店が圧倒的に有利なものがあります。

それが、人です。

大手チェーンのGoogleマップを見ると、

料理はきれいに並んでいます。

店内もきれいです。

しかし、

店長がどんな人なのか分からない。

どんなスタッフが働いているのかも見えない。

お客様との関係性も伝わってきません。

どの店舗を見ても、同じような印象を受けることが少なくありません。

一方、中小飲食店は違います。

店長の顔が見える。

スタッフの笑顔が見える。

常連のお客様との関係が見える。

イベントや地域とのつながりが見える。

その一枚一枚が、

「この店には人の温かさがある。」

という安心感につながります。

これは、大手には簡単に真似できません。

だから私は、

Googleマップは中小飲食店にとって不利な場所ではなく、

人の魅力を伝えられる、中小飲食店だからこそ勝負できる場所だと考えています。

料理や価格だけでは勝てない時代だからこそ、

「誰が、どんな想いで店を営んでいるのか。」

それを伝えられるお店が、お客様から選ばれる時代になっているのです。

6.大手と中小では、Googleマップの役割が違います。

Googleマップは、すべての飲食店にとって同じ役割を持っているわけではありません。

大手チェーンと中小飲食店では、その役割はまったく違います。

例えば、

「今日はマクドナルドに行こう。」

そう思ったとき、

あなたはGoogleマップで口コミを何十件も読みますか。

「吉野家にしよう。」

そう決めたとき、

料理の写真を何十枚も見比べますか。

「今日はガストがいい。」

そう思ったとき、

店長がどんな人なのか気になりますか。

おそらく、その答えはすべて

NO

でしょう。

なぜなら、

マクドナルドも、

吉野家も、

ガストも、

すでにブランドがお客様の安心を作っているからです。

お客様は、

「どんな店なのか。」

を調べるためではなく、

営業時間や場所を確認するためにGoogleマップを開いています。

つまり、大手チェーンにとってGoogleマップは、

確認されるためのツールなのです。

しかし、中小飲食店は違います。

店名を知らない。

どんな店かも知らない。

店長も知らない。

だからお客様はGoogleマップを開き、

写真を見て、

口コミを読んで、

店の雰囲気を感じ取りながら、

「この店なら安心して入れそうだ。」

という理由を探しています。

つまり、中小飲食店にとってGoogleマップは、

お店のブランドそのものなのです。

だから私は、

大手チェーンと同じ使い方をしてはいけないと思っています。

中小飲食店は、

料理を並べるだけでは足りません。

店長の顔。

スタッフの笑顔。

お客様との関係。

店の価値観。

そうした「この店らしさ」を伝えて初めて、

Googleマップはブランドとして機能します。

大手は、ブランドがあるからGoogleマップを使う。

中小は、Googleマップでブランドを作る。

この違いを理解したとき、

Googleマップとの向き合い方は、大きく変わるのです。

7.中小飲食店にとって、Googleマップはホームページです。

中小飲食店は、大手チェーンのような知名度がありません。

店名を聞いても、

「知らない。」

というお客様の方が圧倒的に多いでしょう。

だから、お客様との最初の出会いはGoogleマップになります。

そこで写真を見て、

口コミを読んで、

営業時間を確認し、

「この店に行ってみよう。」

「やめておこう。」

を数秒で判断しています。

つまり、お客様にとってGoogleマップは、

お店の第一印象そのものなのです。

だから私は、

中小飲食店にとってGoogleマップは、

ホームページ以上に重要な存在だと考えています。

ホームページは見なくても、

Googleマップは見る。

そんなお客様も少なくありません。

だからこそ、

Googleマップを単なる店舗情報だと思ってはいけません。

あなたのお店の考え方。

働く人の笑顔。

店内の雰囲気。

そして、

「この店には人の温かさがある。」

という安心感まで伝えられて初めて、

お客様は扉を開ける決断をしてくれるのです。

Googleマップは、お店を紹介するページではありません。

お客様に「この店なら行ってみたい」と思ってもらうための、Googleマップこそホームページです。

8.だから私は、Googleより先に店を改善します。

私は、MEO対策を否定しているわけではありません。

Googleマップで見つけてもらうことは、とても大切です。

しかし、その前にやるべきことがあります。

店を改善することです。

スタッフの笑顔を増やす。

店長の顔が見える写真を載せる。

お客様との何気ない一枚を残す。

口コミには、一件一件丁寧に返信する。

店の理念や、日々の取り組みを発信する。

そうして、お客様がGoogleマップを開いたときに、

「この店には人の温かさがある。」

そう感じてもらえるページを作るのです。

Googleマップに載せるべきなのは、

料理だけではありません。

営業時間だけでもありません。

その店で働く人。

その店が大切にしている価値観。

その店らしい空気。

つまり、

Googleに、人を載せる。

私は、それが中小飲食店にとって最も効果的なMEO対策だと考えています。

9.まとめ

Googleマップは、

順位を競うための場所ではありません。

SEOでもありません。

MEOでもありません。

中小飲食店にとってGoogleマップとは、

信頼を積み上げるメディアです。

広告費では、

大手には勝てません。

知名度でも、

店舗数でも勝てません。

しかし、

店長の想い。

スタッフの笑顔。

常連のお客様との関係。

地域とのつながり。

そして、

「この店なら安心して行けそう。」

という信頼は、

中小飲食店だからこそ積み上げることができます。

だから私は、

順位だけを追いかけることはしません。

Googleマップを、

店舗情報を並べる場所にもしたくありません。

私は、

人を育てます。

店を育てます。

信頼を育てます。

その積み重ねが、

写真になり、

口コミになり、

返信になり、

Googleマップという一枚のページに表れていきます。

そして、そのページを見たお客様が、

「この店なら行ってみよう。」

そう思ってくださる。

私は、それこそが本当のGoogleマップ経営だと考えています。

順位は、信頼の結果です。

信頼は、日々の経営の結果です。

だから私は、

順位を買うのではなく、信頼を積み上げる経営を選びます。

この記事を書いた人 Wrote this article

新田 敏之

新田 敏之 RBR合同会社 統括 / 男性

RBR(Restaurant Business Reform)代表。 鉄板焼きの現場で25年。 これまで数多くの飲食店の立て直しを中心とした経営改善に携わり、売上改善、商品開発、人材育成、オペレーション構築、デリバリー事業の立ち上げなど、現場に入りながら支援を行ってきました。 現在は「ガブ飲み食堂」を運営しながら、主力商品の開発・ソースや商品の卸事業、デリバリーFC事業の展開、そして飲食店の経営改善支援を行っています。 このブログで発信するのは、机上の理論ではありません。 すべて現場で試し、失敗し、改善を繰り返してきた実践知です。 料理だけでは、お店は続きません。 利益が残る仕組み、人が育つ環境、お客様に選ばれ続ける理由。 私は、その「経営」を一人でも多くの飲食人に届けたいと考えています。 飲食店を増やしたいわけではありません。 利益が残る飲食店を、一店舗でも増やしたい。 その想いを胸に、今日も現場で挑戦を続けています。