
1.今の時代、最初から理想の店は作れない

「いつか自分のお店を持ちたい。」
飲食店で働いていると、一度はそう考えたことがある人も多いでしょう。
しかし、私が飲食業界に入った頃と比べると、独立を取り巻く環境は大きく変わりました。
一番大きな理由は、開業に必要なお金が大幅に増えたことです。
店舗を借りるための保証金や礼金。
内装工事。
厨房機器。
看板や外装工事。
テーブルや椅子、食器などの備品。
さらに、開業してすぐに売上が安定するとは限らないため、数か月分の運転資金も準備しておかなければなりません。
つまり、飲食店は店をオープンするだけでも多くの資金が必要な事業なのです。
だからといって、
「独立なんて無理だ。」
という話ではありません。
むしろ私は、その逆だと考えています。
今の時代は、最初から理想の店を作ろうとしてはいけません。
理想を一度で実現しようとするから、多額の借金を抱え、経営が苦しくなるのです。
私は、これから独立する人ほど、
小さく始めて、大きく育てる。
この考え方が必要だと思っています。
そして、そのためにはまず、独立後の現実を知ることから始めなければなりません。
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この記事を書いた人 Wrote this article
新田 敏之 RBR合同会社 統括 / 男性
RBR(Restaurant Business Reform)代表。 鉄板焼きの現場で25年。 これまで数多くの飲食店の立て直しを中心とした経営改善に携わり、売上改善、商品開発、人材育成、オペレーション構築、デリバリー事業の立ち上げなど、現場に入りながら支援を行ってきました。 現在は「ガブ飲み食堂」を運営しながら、主力商品の開発・ソースや商品の卸事業、デリバリーFC事業の展開、そして飲食店の経営改善支援を行っています。 このブログで発信するのは、机上の理論ではありません。 すべて現場で試し、失敗し、改善を繰り返してきた実践知です。 料理だけでは、お店は続きません。 利益が残る仕組み、人が育つ環境、お客様に選ばれ続ける理由。 私は、その「経営」を一人でも多くの飲食人に届けたいと考えています。 飲食店を増やしたいわけではありません。 利益が残る飲食店を、一店舗でも増やしたい。 その想いを胸に、今日も現場で挑戦を続けています。