
1.初めてのお店なのに、料理の味はどうやって分かるのか

皆さんは、初めて行く飲食店を何を基準に選んでいますか。
料理でしょうか。
価格でしょうか。
立地でしょうか。
少しだけ考えてみてください。
実は、その店の料理をまだ一度も食べたことがないのに、「ここにしよう」と決めています。
つまり、お客様は料理の味を知らないまま、お店を選んでいるのです。
では、なぜ選べるのでしょうか。
何を見て、
何を感じて、
「この店なら大丈夫そう」
「ここなら失敗しなさそう」
と判断しているのでしょうか。
飲食店を経営していると、
「もっと料理を良くしよう。」
「もっと美味しい商品を作ろう。」
と考えがちです。
もちろん、それはとても大切なことです。
しかし、その前に知っておかなければならない事実があります。
お客様は、料理を食べる前に店を選びます。
そして、その判断は、料理を口にする前に終わっています。
私は、この事実こそが、現代の飲食店経営で最も重要な考え方の一つだと思っています。
今回は、「人はなぜ初めての店を選べるのか」。
その答えを、お客様の心理から一緒に考えていきたいと思います。
この記事を書いた人 Wrote this article
新田 敏之 RBR合同会社 統括 / 男性
RBR(Restaurant Business Reform)代表。 鉄板焼きの現場で25年。 これまで数多くの飲食店の立て直しを中心とした経営改善に携わり、売上改善、商品開発、人材育成、オペレーション構築、デリバリー事業の立ち上げなど、現場に入りながら支援を行ってきました。 現在は「ガブ飲み食堂」を運営しながら、主力商品の開発・ソースや商品の卸事業、デリバリーFC事業の展開、そして飲食店の経営改善支援を行っています。 このブログで発信するのは、机上の理論ではありません。 すべて現場で試し、失敗し、改善を繰り返してきた実践知です。 料理だけでは、お店は続きません。 利益が残る仕組み、人が育つ環境、お客様に選ばれ続ける理由。 私は、その「経営」を一人でも多くの飲食人に届けたいと考えています。 飲食店を増やしたいわけではありません。 利益が残る飲食店を、一店舗でも増やしたい。 その想いを胸に、今日も現場で挑戦を続けています。