
〜マニュアルでは作れない「文化」が、飲食店最大の競争力になる〜
1.仕事ができる人とは、どんな人なのか。

飲食店で、
「仕事ができる人」と聞いて、
あなたはどんな人を思い浮かべるでしょうか。
料理を作るのが早い人。
提供スピードが速い人。
オーダーミスをしない人。
ピークタイムでも落ち着いて店を回せる人。
多くの人は、
このような人を「仕事ができる人」だと考えます。
もちろん、
私もこれらの能力はとても大切だと思っています。
実際、飲食店は忙しい仕事です。
料理が遅ければ、お客様を待たせます。
提供が遅ければ、満足度は下がります。
オーダーミスが増えれば、信頼も失います。
だから、
スピードや正確さを身につけることは欠かせません。
しかし、
私は25年以上飲食業界で働いてきて、
一つの疑問を持つようになりました。
本当に、それだけが「仕事ができる人」なのでしょうか。
例えば、
料理を30秒早く運べる人と、
お客様が「ありがとう」と笑顔になるような運び方ができる人。
本当に価値が高いのは、
どちらでしょうか。
私は、
後者こそが飲食店にとって本当に必要な人材だと考えています。
そして、この違いを理解したとき、
私は「オペレーション」という言葉の意味を、まったく違う角度から考えるようになりました。
この記事を書いた人 Wrote this article
新田 敏之 RBR合同会社 統括 / 男性
RBR(Restaurant Business Reform)代表。 鉄板焼きの現場で25年。 これまで数多くの飲食店の立て直しを中心とした経営改善に携わり、売上改善、商品開発、人材育成、オペレーション構築、デリバリー事業の立ち上げなど、現場に入りながら支援を行ってきました。 現在は「ガブ飲み食堂」を運営しながら、主力商品の開発・ソースや商品の卸事業、デリバリーFC事業の展開、そして飲食店の経営改善支援を行っています。 このブログで発信するのは、机上の理論ではありません。 すべて現場で試し、失敗し、改善を繰り返してきた実践知です。 料理だけでは、お店は続きません。 利益が残る仕組み、人が育つ環境、お客様に選ばれ続ける理由。 私は、その「経営」を一人でも多くの飲食人に届けたいと考えています。 飲食店を増やしたいわけではありません。 利益が残る飲食店を、一店舗でも増やしたい。 その想いを胸に、今日も現場で挑戦を続けています。